日報機能とサマリアクション

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日報機能とサマリアクション

概要

FA-Panelの日報機能は、サマリアクションのロギング機能、集計機能、レポート機能によって提供されます。

 

日報の画面表示では、画面ライブラリの部品として用意されている「日報」を使用します。この画面ライブラリ部品は、Panel Serverに登録されているサマリアクションに接続して表示対象の日報データ(集計データ)を取得して画面上に表示します。ロギング処理、集計処理(日報、月報、年報)は、サマリアクションによって行います。

 

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以下に、サマリアクションのロギング・集計機能と、レポート機能について簡単に説明します。

 

 

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サマリアクションに関する詳細については、「サマリアクション」に記述されています。

 

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日報作成のためのアクションの一つに「日報月報年報アクション」がありますが、これは旧バージョンで開発されたシステムとの上位互換を保つために残されている機能です。日報機能の構築が必要な場合は「サマリアクション」を使用してください。両者の違いについては「日報月報年報アクションとサマリアクションの違い」を参照してください。

 

 

サマリアクションのロギング/集計機能

日報を作成するためには、日報の対象としたいタグの値をロギングする必要があります。このロギング処理はサマリアクションのロギング機能によって行います。そして、サマリアクションによってロギングされたログデータ(生データ)を、日報、月報、年報として集計を行います。この集計処理はサマリアクションの集計機能によって行います。

 

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サマリアクションの集計機能を使用すると、サマリアクションのロギング機能によって保存されたロギングデータ(ヒストリカルデータ)を、あらかじめ指定した集計期間(日単位、月単位、年単位など)に従って、平均、合計、最大値、最小値などの様々な統計方法で自動的に集計を行い、別途CSVファイルやODBCデータベースに集計データとして保存することができます。尚、集計期間の単位は日報、月報、年報の他にも柔軟に設定することが可能であり、例えば、サマリアクションのロギング機能によって生成された1秒周期のヒストリカルデータを、5分単位集計、30分単位集計、などの様々な期間で集計することも可能です。

 

 

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サマリアクションの集計機能に関する詳細は、アクションリファレンスの「集計機能」を参照してください。

また、サマリアクションのロギング機能に関する詳細は、アクションリファレンスの「ロギング機能」を参照してください。

 

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サマリアクションの集計機能は、サマリアクションのロギング機能によって保存された履歴データのみが処理対象となります。ロガーアクションなどの別の機能によって生成されたヒストリカルデータとは連携することはできません。

 

 

サマリアクションのレポート機能

日報の作成には、サマリアクションのレポート機能を使用します。

 

レポート機能とは、集計レポート(日報、月報、年報の集計レポート)を作成するための機能であり、サマリアクションと日報画面によって提供されます。

 

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Panel Serverはサマリアクションによってロギングされたヒストリカルデータ(生データ)をもとに、自動的に集計処理を行い、日報、月報、年報用の集計データを生成します。必要に応じて日報、月報、年報の集計タイミングでレポートを自動印刷したり、CSVファイルやExcelファイルとしてレポートデータを自動出力(サブレポート機能)したりすることができます。また、Panel Browserは日報画面を介してPanel Serverのサマリアクションに接続し、レポートの閲覧、修正、印刷を行うことができます。

 

尚、日報、月報、年報の集計処理および、レイアウトマスタによるレポート生成機能のセットのことを、総じて「レポート機能」と称します。日報、月報、年報を作成するために行われる日集計、月集計、年集計の集計処理は、アクションリファレンスの「集計機能」に記述されているものと同じ機能です。

 

 

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サマリアクションのレポート機能に関する詳細は、アクションリファレンスの「レポート機能」を参照してください。