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接続例について
本ドライバの接続設定例については以下を参照してください。
対象機種など |
説明 |
FL-PCIを介したFA-M3Vシリーズとの接続設定例です。
|
※その他の機器との接続についても、上記と同等の手順で接続することができます。
デバイス一覧
対応するデバイスは以下のとおりです(デバイス一覧の見方については、こちらを参照下さい)。
デバイス |
キーワード |
先頭アドレス |
説明 |
単位 |
読み |
書き |
コモンメモリ領域1 |
CA |
000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
コモンメモリ領域2 |
CB |
0000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
VB、VW、VBI、VWI、YBI、YWIはサポート対象外のデバイスです。 |
自カードのコモンメモリ領域に対しては書き込み可能ですが、接続先のコモンメモリ領域に対しては書き込むことは出来ません。 |
接続プロトコルについて
FL-PCIボードが使用する通信プロトコルは、FL-net(OPCN-2) Ver.1もしくは Ver.2のいずれかとなります。FutureNet FL-PCI/V2-100以降のFL-PCIボードはVer.2のみ使用できます。FL-net(OPCN-2) Ver.1とVer.2は互換性がなく、同じネットワーク上に、2つのバージョンを混在させることができません。
例えば、FL-net(OPCN-2) Ver.2のみ対応するFL-PCIボードを使用する場合は、FL-net接続を行う全ての機器が、FL-net(OPCN-2) Ver.2で通信を行う必要があるため、接続先機器の通信仕様に注意してください。
ボード |
仕様可能プロトコル |
FutureNet FL-PCI/V2 |
FL-net (OPCN-2 ver.1) |
FL-net (OPCN-2 ver.2) |
|
FutureNet FL-PCI/V2-100 |
FL-net (OPCN-2 ver.2) |
FutureNet FL-PCI/V2-100L |
FL-net (OPCN-2 ver.2) |
FutureNet FL-PCI/V2はファームウェアによって使用できるプロトコルのVerが変わります。そのため、ファームウェアのバージョンを事前に確認して下さい。 |
エラーコード一覧
FL-net通信を行った際のエラーコードは以下のものとなります。
エラーコード |
説明 |
10 |
[Connect] CreateFile() failed. |
11 |
[Connect] DeviceIoControl() failed. |
12 |
[Connect] _pnpci == NULL. |
13 |
[Connect] Timeout. |
14 |
[Connect] Irregular ip. |
15 |
[Connect] No response from PCI card. |
16 |
[Connect] PCI card responded error. |
17 |
[AliveTest] Irregular response. |
18 |
[MessageSend] No respnse from PCI card. |
19 |
[MessageSend] Can't use buf. |
20 |
[MessageSend] Parameter Error. |
21 |
[MessageRecieve] GRAVE ERROR! |
22 |
[MessageRecieve] Timeout. |
23 |
[MessageRecieve] MESSAGEENDTABLE error. |
24 |
[ReadCyclicRelative] The node is not exist. |
25 |
[ReadCyclicRelative] The node is not data. |
26 |
[ReadCyclic] Can't use buf. |
27 |
[WriteCyclic] Can't write. |
28 |
[WriteCyclic] buffer full. |
29 |
[Common] System Error. |
32 |
[WriteCyclic] Can't finish to write. |
書き込み時のエラーコード「28」について 連続して書き込みを行ったとき、エラーコード「28」のエラーが発生する場合は、書込最小通信インターバルを5,10,15...と5msから5msずつ時間を調整してください。
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トークン監視間隔算出方法について
トークン監視間隔の算出は以下のように行ってください。
1.フレーム数 = (コモンメモリ1サイズ +コモンメモリ2サイズ) × 2 / 1024
2.トークン監視時間 > フレーム数 × (3ms + 最小フレーム間隔 / 10)
※フレーム数の小数点以下は繰り上げ
以下の設定例の場合
1.フレーム数 = (4 + 64) × 2 / 1024 = 0.132 → 1フレーム
2.1フレーム × (3ms + 10 / 10) = 4ms
となります。トークン監視間隔は5ms以上、例えば余裕をもたせて15msに設定します。
FL-PCIカードを同時に2枚装着する場合
FL-PCIカードは同じパソコンに同時に2枚装着することができます。対象カードを選択する場合、通信設定の「通信設定」タブないの「PCIカード」から何枚目のカードにアクセスするかを選択してください。
カードを2枚装着し、ユニットを2つ定義して、それぞれのPCIカードに対して通信を同時に行うことが可能です。ただし、お互いのPCIカードのコモンメモリは参照することができないため、注意してください。
例えば、 ユニット1にPCIカード1枚目 ユニット2にPCIカード2枚目
と指定した場合、ユニット1のコモンメモリをユニット2は参照することが出来ません。 そのため、ユニット2のタグにユニット1のコモンメモリを定義してしまうと、通信エラーとなります。 |