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アラーム履歴をデータベースに保存する
アラーム履歴をデータベースに保存するには、アラームサーバー(ODBC)を使用します。
まず、アラームサーバー(ODBC)の設定では、ODBC設定タブから接続データソースとテーブル名を指定します。
アラームサーバー(ODBC)では、ODBCに対応したDBMS上のテーブルをアラーム履歴のデータストアとして使用します。
アラーム履歴用のテーブルは、データベース側にあらかじめ手動で作成しておく必要があります。
ODBCの設定に関しては、共通設定の「ODBC設定」を参照してください。
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次に、保存項目タブの設定により、アラームのデータベースのテーブル側のフィールドと、アラームのフィールド名との対応付けを行う必要があります。
左記は、保存項目タブの設定画面です。
左記に表示されている設定内容はアラームサーバー(ODBC)アクションのデフォルト設定です。保存項目の設定は、保存するデータベースのフィールド名や保存対象とするアラームフィールドの種類に応じて、適切に設定する必要があります。
左記のうち、「DB Field」の列に表示されている名称がデータベース側のフィールド名です。そして、「Alarm」の列に表示されているフィールド名([DATE]、[TYPE]など)が、対応させるアラームのフィールド名です。アラーム履歴のフィールドの追加や削除を行う場合には、保存項目の設定を変更するとともに、データベース側のテーブルレイアウトも合わせて変更する必要があります。
尚、「保存項目」タブの設定では、対象フィールド名のセルをダブルクリックする事によりデフォルトのDB Fieldの名称を自由に変更することができます。何らかの理由によりデフォルトのフィールド名をデータベース上で使用できない場合は(例えば、フィールド名を小文字にする必要がある場合など)、フィールド名を変更して対応する事ができます。
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アラームのデフォルト設定では、データベース上のテーブルには、最低限、以下のフィールドを作成しておく必要があります。
■テーブルへの定義が必須のフィールド
フィールド名 |
データ型 |
ALARMDATE |
日付型 |
ALARMTYPE |
テキスト型 |
ALARMID |
テキスト型(*1) |
ALARMACK |
数値型 |
ALARMRECOVER |
数値型 |
ALARMCONDID |
数値型 |
(*1)アラームIDに数値のみ使用している場合は数値型でもかまいません。
データベース側で定義するフィールドのデータ型の正式名称(例えば「smallint」「varchar(10)」など)は、DBMSの種類により差があります。また、DBMSの種類によってはテーブルに定義するフィールド名の大文字・小文字を区別する必要がある場合があります。接続対象DBMS毎のフィールドのデータ型などの推奨設定については、Appendixの「データベースとの接続設定」を参照してください。尚、データベースを利用したアラーム機能の具体的な構築方法については、「DBを利用したアラーム構築」に記述されています。左記ページには、対応可能なDBMS毎の設定サンプルが用意されています。 |
■テーブルにフィールドを追加する
デフォルト設定以外のフィールドを追加する場合は、「保存項目」タブの設定から自由に追加することができます。
フィールドの編集は、保存項目の「追加」「削除」ボタンにより行うことができます。
以下は、CM0、CM1、SECINDEXを追加した例です。
尚、アラームのフィールドには、[SECINDEX]というフィールドが用意されています。[SECINDEX]には、アラームが同一時刻で発生した場合に、同一時刻内にて0から順にインデックス番号が割り当てられます。特に、データベースへアラーム情報を保存する場合は、同一時刻における発生した順序を保持するために、[SECINDEX]フィールドを保存するための数値型のフィールドを、アラーム用のテーブルに追加しておく事を推奨します。
[SECINDEX]の追加は必須ではありませんが、同一時刻内のアラームの順序を識別したい場合に重要な情報となるため、追加しておく事を強く推奨します。 |