集計ログセクション

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集計ログセクション

集計ログセクション プロパティ一覧

集計機能関連

パラメータ名

(デフォルト値)

対象

必須

解説

DaysOfHoldingData

(-1)

CSV/ODBC

 

集計ログのデータ保持日数。

設定値

内容

-1

共通プロパティセクションのDaysOfHoldingDataパラメータの設定に従う

0

永久保持

1以上

保持する日数

 

<設定例>1年分保持の場合

DaysOfHoldingData =365

 

SummaryUnit

(指定無し)

CSV/ODBC

必須

集計の期間の単位。

設定値

内容

{n}SEC

n秒単位で集計

※{n}の部分は60/nで割り切れる値のみ指定できます。

{n}MIN

n分単位で集計

※{n}の部分は60/nで割り切れる値のみ指定できます。

{n}HOUR

n時間単位で集計

※{n}の部分は24/nで割り切れる値のみ指定できます。

1DAY

1日単位で集計

1MONTH

1ヶ月単位で集計

1YEAR

1年単位で集計

 

<設定例>5分毎に集計を行いレコードの追加をする場合

SummaryUnit=5MIN

 

<設定例>1時間毎に集計を行いレコードの追加をする場合

SummaryUnit=1HOUR

 

SummaryType

(指定無し)

CSV/ODBC

 

集計方法の指定。

設定値

内容

集計方法文字

全てのフィールドを共通の集計方法で集計を行う場合。

※集計方法文字では以下のようなパラメータを選択できます。詳しくは「タグフィールドマスタ」を参照して下さい。

 

AVERAGE / TOTAL / MAX / MIN / ADDINGCOUNT / ADDINGTIME / ADDINGTIME2

ADDINGPULSE / START / END / COUNT / RANGE / DELTA

 

[SummaryType{n}]

集計方法をタグフィールドマスタ(または計算フィールドマスタ)の[SummaryType{n}]列で指定する場合。

 

<設定例>全てのフィールドの集計方法を平均値にする場合

SummaryType=AVERAGE

 

<設定例>フィールド毎に集計方法を指定する場合

SummaryType=[SummaryType1]

この場合、タグフィールドマスタでは以下のように集計方法を指定します。

[Name]

,[Tag]

,[SummaryType1]

F001

,U01.F01.T000

, AVERAGE

F002

,U01.F01.T001

, TOTAL

F003

,U01.F01.T002

, MAX

・・・



 

SummaryParam

(指定無し)

CSV/ODBC

 

集計パラメータの指定。

設定値

内容

集計パラメータ

全てのフィールドを共通の集計パラメータで指定する場合。

※指定可能な集計パラメータについては「タグフィールドマスタ」を参照して下さい。

 

[SummaryParam{n}]

集計方法をタグフィールドマスタの[SummaryParam{n}]列で指定する場合。

 

<設定例>全てのフィールドの集計方法がADDINGCOUNTで、境界値を設定する場合

SummaryType=ADDINGCOUNT

SummaryParam=100000

 

<設定例>フィールド毎に集計方法を指定する場合

SummaryType=[SummaryType1]

SummaryParam=[SummaryParam1]

この場合、タグフィールドマスタでは以下のように集計方法を指定します。

[Name]

,[Tag]

,[SummaryType1]

,[SummaryParam1]

F001

,U01.F01.T000

, AVERAGE

,

F002

,U01.F01.T001

, ADDINGCOUNT

, 10000

F003

,U01.F01.T002

, ADDINGCOUNT

, 1000

・・・




 

SummaryOffset

(0)

CSV/ODBC


集計時間をオフセットしたい場合に本パラメータを指定します。

 

SummaryOffsetの単位(時間、日など)は、SummaryUnitで指定した単位(MIN、HOUR、DAYなど)を元に下記の単位が採用されます。例えば、「SummaryUnit=1MONTH」の場合、MONTHが指定されているため、SummaryOffsetの単位は1日単位となり、「SummaryOffset=1」とすると1日オフセットされます。

SummaryUnitの単位

SummaryOffsetで採用される単位

{n}HOUR

1分

1DAY

1時間

1MONTH

1日

1YEAR

1ヶ月

 

<設定例>日報集計で当日8:00から24時間分のデータを集計する場合

SummaryUnit=1DAY

SummaryOffset=8

 

CalculationType

([Expression])

CSV/ODBC


計算ログをとりたい場合、計算方法を指定します。計算フィールドについては「計算フィールドマスタ」を参照して下さい。

設定値

内容

[Expression]

計算式に従い演算を行う場合。

[SummaryType{n}]

計算ログの結果からさらに集計ログを作成する場合、計算フィールドマスタの[SummaryType{n}]列を指定します。

 

<設定例>計算フィールドマスタの[Expression]列に従って演算する。

CalculationType =[Expression]

 

<設定例>計算フィールドマスタの[SummaryType]列に従って集計する。

CalculationType =[SummaryType1]

計算フィールドマスタの設定例。

[Name]

,[Expression]

,[SummaryType1]

CAL01

,U01.F01.T000 / 2 + 1

, AVERAGE

CAL02

,F01.T001+U01.F01.T002

, TOTAL

CAL03

,CAL01+CAL02

, MAX

・・・



 

CalculationParam

(指定無し)

CSV/ODBC

 

計算ログの集計パラメータの指定。

設定値

内容

集計パラメータ

全てのフィールドを共通の集計パラメータで指定する場合。

※指定可能な集計パラメータについては「タグフィールドマスタ」を参照して下さい。

 

[SummaryParam{n}]

集計方法を計算フィールドマスタの[SummaryParam{n}]列で指定する場合。

 

<設定例>全ての計算フィールドの集計方法がAVERAGEで、0を演算から無視したい場合

CalculationType=AVERAGE

CalculationParam=IGNOREZERO

 

<設定例>フィールド毎に集計方法を指定する場合

CalculationType=[SummaryType1]

CalculationParam=[SummaryParam1]

計算フィールドマスタの設定例。

[Name]

,[Expression]

,[SummaryType1]

,[SummaryParam1]

C000

,T000 + T001 + T002

, AVERAGE

, IGNOREZERO

C001

,T003 + T004 / 2

, AVERAGE

, IGNOREZERO

C002

,C000 + C001

, AVERAGE

, IGNOREZERO

・・・




 

TimeRangeType

(TYPE1)

CSV/ODBC


集計時にどの時間範囲で保存するかのタイプ。

設定値

内容

TYPE1

今回正時(今回正時を含む)から次正時(次正時を除く)まで

TYPE2

今回正時(今回正時を除く)から次正時(次正時を含む)まで

 

hint

集計ログセクションの場合、集計する際の時間範囲に影響します。例えば、以下のように設定し、「TimeRangeType=TYPE1」の場合、1時を経過したとき、0:00:00 ~ 0:59:59のルートログを集計し、集計ログの0:00:00のレコードとして保存します。

 

<設定例>TYPE1の場合

[RAW::DAY]

SummaryUnit=1HOUR

TimeRangeType=TYPE1

※1時を経過したとき、0:00:00 ~ 0:59:59のルートログを集計し、集計ログの0:00:00のレコードとして保存します。

 

<設定例>TYPE2の場合

[RAW::DAY]

SummaryUnit=1HOUR

TimeRangeType=TYPE2

※1時を経過したとき、0:00:01 ~ 1:00:00のルートログを集計し、集計ログの0:00:00のレコードとして保存します。

 

DecimalNum

(-1)

CSV/ODBC


小数点以下の桁数の指定。

設定値

内容

-1

全てのフィールドに対し値を丸めずそのまま保存する場合

0以上

全てのフィールドに対し値を指定された桁数で合わせる場合

[DecimalNum{n}]

小数点以下の桁数をタグフィールドマスタ(または計算フィールドマスタ)の[DevimalNum{n}]列で指定する場合

 

<設定例>全てのフィールドの小数点以下の桁数を1桁にする場合

DecimalNum=1

 

<設定例>フィールド毎に小数点以下の桁数を指定したい場合

DecimalNum=[DecimalNum1]

この場合、タグフィールドマスタでフィールド毎に以下のように小数点以下の桁数を指定することができます。

[Name]

,[Tag]

,[DecimalNum1]

F001

,U01.F01.T000

, 2

F002

,U01.F01.T001

, 1

F003

,U01.F01.T002

, 3

・・・



 

SearchMaxPrevMins

(指定無し)

CSV/ODBC


本パラメータを指定すると、集計方法(ADDINGCOUNT/ADDINGTIME/ADDINGTIME2/ADDINGPULSE)にて、集計時に指定した分単位の期間までさかのぼって検索して有効な値が見つからなかった場合、前回値が存在しないものとして算出します。指定を行わなかった場合、有効な値が見つかるまでさかのぼって検索します。

 

<設定例>

SearchMaxPrevMins=5

 

CsvFileName

(指定無し)

CSV

必須

ログを保存するCSVファイル名。実際のファイル名はCsvFileUnitの設定に従い末尾に日付が付加されます。サマリフォルダからの相対パスで指定します。また、他のルートログや集計ログと同じフォルダを指定しないで下さい。

 

<設定例>

CsvFileName=DB\DAY\SMR_DAY_.csv

 

CsvFileUnit

(DAY)

CSV


ファイルの保存単位を指定します。

設定値

内容

DAY

日単位でファイルを作成し保存していきます。

MONTH

月単位でファイルを作成し保存していきます。

YEAR

年単位でファイルを作成し保存していきます。

 

<設定例>

CsvFileUnit=DAY

 

hint

DAYを選択すると、ファイル名に「YYYYMMDD」が付加されます。同様にMONTHを選択すると「YYYYMM」が、YEARを選択すると「YYYY」がファイル名に付加されます。

 

CsvSearchMaxPrevRecords

(10000)

CSV


積算値(ADDINGCOUNT)を求める場合、指定したレコード検索しても値が見つからなかった場合、前回値を0として算出します。指定を行わなかった場合、10000がデフォルト値になります。

 

<設定例>

CsvSearchMaxPrevRecords=0

 

attention

0を指定した場合、制限無しに過去にさかのぼって検索を行い、過去の値との差分を算出します。ただし、検索に時間がかかる場合があるため、通常はデフォルト値を使用してください。

 

OdbcSearchMaxPrevRecords

(100)

ODBC


積算値(ADDINGCOUNT)を求める場合、指定したレコード検索しても値が見つからなかった場合、前回値を0として算出します。指定を行わなかった場合、100がデフォルト値になります。

 

<設定例>

OdbcSearchMaxPrevRecords=0

 

attention

0を指定した場合、制限無しに過去にさかのぼって検索を行い、過去の値との差分を算出します。ただし、検索に時間がかかる場合があるため、通常はデフォルト値を使用してください。

 

OdbcTable

(指定無し)

ODBC

必須

ログを保存するODBCデータベースのテーブル名。

 

<設定例>

OdbcTable=DAY

 

SummaryASync

(F)

ODBC


集計の同期モード。

設定値

内容

T

集計ログの本パラメータを指定する親サマリと、その子サマリも含め非同期で集計

F

同期で集計

 

<設定例>

SummaryASync=T

 

 

 

レポート機能関連

パラメータ名

(デフォルト値)

対象

必須

解説

ReportLayoutMaster

(指定無し)

CSV/ODBC

必須

レイアウトマスターファイルのパス。サマリフォルダからの相対パスで指定します。

 

<設定例>1年分保持の場合

ReportLayoutMaster=layoutmaster.xls

 

ReportLayoutMasterSheet

(指定無し)

CSV/ODBC

 

印刷時に使用するシート名。

 

<設定例>

ReportLayoutMasterSheet=DAY

 

hint

実際のレイアウトマスターファイルのシート名は以下のように指定します。

帳票レイアウトをページ毎に分ける場合:「シートタイプ名_シート名_P」
例)標準_DAY_P

帳票レイアウトをページ毎に分けない場合:「シート名_P」
例)DAY_P

 

ReportOutputSheetName

(指定無し)

 

CSV/ODBC

 

サブレポートとしてExcelファイル出力した場合のシート名の名称。

 

<設定例>

ReportOutputSheetName=日報_

 

hint

実際は名称の後にページ番号が付加されます。
 例)日報_1,日報_2...

何も指定しないとシート名はページ番号のみ。

 例)1,2

 

ReportPrinter

((default))

CSV/ODBC

 

レポート印刷時使用するプリンタ名。OSに設定されたデフォルトのプリンタを使用したい場合は「(default)」を指定します。

 

<設定例>

ReportPrinter=XXX (プリンタ名)

 

ReportExcel

(F)

CSV/ODBC

 

レイアウトマスターファイル内で計算式やグラフを使用するかの設定。

設定値

内容

T

レイアウトマスターファイル内で計算式やグラフを利用する場合は「T」に設定し、Microsoft Excelをインストールする必要があります。

F

レイアウトマスターファイル内で計算式やグラフを利用しない場合は、「F」に設定します。

 

<設定例>

ReportExcel=T

 

ReportTitleHeader

(指定無し)

CSV/ODBC

 

レポートのタイトルのヘッダ。

 

<設定例>

ReportTitleHeader=xx現場

 

ReportTitleFooter

(指定無し)

CSV/ODBC

 

レポートのタイトルのフッタ。

 

<設定例>

ReportTitleFooter=日報

 

ReportTitleTotal

(指定無し)

CSV/ODBC

 

レポートの集計行に表示するタイトル文字列(合計)を指定します。レイアウトマスターにキーワード(**F_TitleTotal)を指定すると、印刷時やExcelファイル出力時に本プロパティの値が出力されます。尚、サマリレポートグリッドコントロールのTitleTotalに文字列を指定した場合は、画面表示時はそちらが優先されます。

ReportTitleAverage

(指定無し)

CSV/ODBC

 

レポートの集計行に表示するタイトル文字列(平均)を指定します。レイアウトマスターにキーワード(**F_TitleAverage)を指定すると、印刷時やExcelファイル出力時に本プロパティの値が出力されます。尚、サマリレポートグリッドコントロールのTitleAverageに文字列を指定した場合は、画面表示時はそちらが優先されます。

ReportTitleMax

(指定無し)

CSV/ODBC

 

レポートの集計行に表示するタイトル文字列(最大)を指定します。レイアウトマスターにキーワード(**F_TitleMax)を指定すると、印刷時やExcelファイル出力時に本プロパティの値が出力されます。尚、サマリレポートグリッドコントロールのTitleMaxに文字列を指定した場合は、画面表示時はそちらが優先されます。

ReportTitleMin

(指定無し)

CSV/ODBC

 

レポートの集計行に表示するタイトル文字列(最小)を指定します。レイアウトマスターにキーワード(**F_TitleMin)を指定すると、印刷時やExcelファイル出力時に本プロパティの値が出力されます。尚、サマリレポートグリッドコントロールのTitleMinに文字列を指定した場合は、画面表示時はそちらが優先されます。

ReportTitleLoadFactor

(指定無し)

CSV/ODBC

 

レポートの集計行に表示するタイトル文字列(負荷率)を指定します。レイアウトマスターにキーワード(**F_TitleLoadFactor)を指定すると、印刷時やExcelファイル出力時に本プロパティの値が出力されます。尚、サマリレポートグリッドコントロールのTitleLoadFactorに文字列を指定した場合は、画面表示時はそちらが優先されます。

ReportExcelCellFormatType

(formatednum)

CSV/ODBC

 

Excelへ出力するときのセルの書式設定。詳しくは「対応可能なExcelのセル書式について」を参照して下さい。

設定値

内容

formatednum

数値で出力し桁数の書式を設定

formatednum2

数値で出力し桁数及びカンマの書式を設定

text

テキストで出力

num

数値で出力

 

<設定例>

ReportExcelCellFormatType=formatednum2

 

ReportOffset

(0)

CSV/ODBC

 

レポート表示にて表示開始時刻(日時)を変更したい時に指定します。本パラメータにマイナスの数値を指定することはできません。

 

ReportOffsetの単位(時間、日など)は、SummaryUnitで指定した単位(MIN、HOUR、DAYなど)を元に下記の単位が採用されます。例えば、「SummaryUnit=1HOUR」の場合、HOURが指定されているため、ReportOffsetの単位は1時間単位となり、「ReportOffset=1」とすると1時間オフセットされます。

SummaryUnitの単位

ReportOffsetで採用される単位

{n}MIN

1分

{n}HOUR

1時間

1DAY

1日

1MONTH

1ヶ月

 

<設定例>当日8:00から翌7時までの24時間分のデータを表示

SummaryUnit=1HOUR

ReportOffset=8

 

ReferenceOffset

(0)

CSV/ODBC


レポートのリファレンス時刻(日時)を変更したい時に指定します。

 

通常、リファレンス時刻と実際のデータの時刻は同じ時系列ですが、集計データを参照する際に指定する日時と参照されるデータの日時をずらしたい場合に本パラメータを指定してください。例えば、月報の集計ログセクションで本パラメータに「1」を設定した場合、リファレンス時刻には1ヶ月加算された日時が渡されてくるものとして処理されます(例えば、リファレンス時刻に4月が指定された場合は3月の集計データが採用されます)。

 

リファレンス時刻(オフセット後の時刻)は下記のメソッド及びイベントパラメータの開始リファレンス時刻、終了リファレンス時刻で使用されます。

・メソッド:CreateReport / PrintReport / CreateSubReport / GridLoadReport

・イベント:CREATESUBREPORT / PRINTREPORT

 

イベントでの相対時刻での開始リファレンス時刻及び終了リファレンス時刻の指定ではキーワード"[REFERENCEOFFSET]"を指定すると、ReferenceOffsetで指定した値がプラスマイナス記号とともに埋め込まれます。

 

例)イベントパラメータの開始時刻及び終了時刻の指定例

日報 : ...,DAY-1D[REFERENCEOFFSET]D,DAY[REFERENCEOFFSET]D,...

月報 : ...,MONTH-1MO[REFERENCEOFFSET]MO,MONTH[REFERENCEOFFSET]MO,...

年報 : ...,YEAR+1Y[REFERENCEOFFSET]Y,YEAR[REFERENCEOFFSET]Y,...

 

尚、ReferenceOffsetの単位(時間、日など)はSummaryUnitで指定した単位(MIN、HOUR、DAYなど)を元に下記の単位が採用されます。例えば、「SummaryUnit=1HOUR」の場合、HOURが指定されているため、ReferenceOffsetの単位は1日単位となり、「ReferenceOffset=1」とすると1日オフセットされます。

SummaryUnitの単位

ReferenceOffsetで採用される単位

{n}MIN

1時間

{n}HOUR

1日

1DAY

1ヶ月

1MONTH

1年

 

<設定例>月報のリファレンス時刻を1カ月加算した日時で指定したい場合

SummaryUnit=1DAY

ReferenceOffset=1

 

 

■リファレンス時刻とは

 

リファレンス時刻とは、集計データにアクセスする各種機能から、処理の対象とする集計データを範囲指定する際に指定する日時のことを指します。例えば日報画面などから日報、月報、年報などの集計データを取得して画面に表示するような場面では、参照したいレポートの日付を画面から指定する事によって対象の集計データの表示が行われますが、ここで指定する日付がリファレンス時刻です。

 

例えば、月報の集計ログセクションにReportOffsetパラメータで以下のように設定した場合、生成される月報集計データは10日から翌月9日までのデータとなります。

 

[DAY::MONTH]

SummaryUnit=1DAY

ReportOffset=10

 

上記でReferenceOffcetを指定しなかった場合、PRINTREPORTなどの開始リファレンス時刻に「4月」、終了リファレンス時刻に「5月」を指定すると、処理の対象となる月報データは4月10日~5月9日までのデータとなります。ユーザ要件としてこの仕様で問題がない場合は、特にReferenceOffsetパラメータを指定する必要はありません。

 

一方、ユーザ要件などにより、4月10日~5月9日までの月報データを、「4月」ではなく「5月」として扱いたいような場合は、以下のようにReferenceOffcetパラメータを使用します。

 

[DAY::MONTH]

SummaryUnit=1DAY

ReportOffset=10

ReferenceOffset=1

 

上記のように設定することにより、PRINTREPORTなどの開始リファレンス時刻に「5月」、終了リファレンス時刻に「6月」指定すると、処理の対象となる月報データは4月10日~5月9日までのデータとなります。

 

 

hint

標準フレームワークの日報画面では、表示対象とする日付及び、レポートのExcelやCSVファイルを出力した際のファイル名などに、本パラメータの設定が影響します。

 

 

ReportTitleDateFormat

(指定無し)

CSV/ODBC

 

レポートの日付の書式。印刷及び画面表示時に使用される日付の書式です。

 

サマリレポートグリッドコントロールのTitleDateFormatに書式を指定すると画面表示時そちらが優先されます。

印刷時やExcelファイル出力時には日付のデータ型が文字列型として出力されます。ReportTitleDateFormatに何も指定しないと、データ型が日付型で出力されます。ただし、その場合サマリレポートグリッドコントロールのTitleDateFormatに書式を指定する必要があります。

本パラメータには、日時書式(フリー書式)を指定することができます。書式の詳細については「日時書式(フリー書式)」を参照してください。

 

<設定例>日報にて0-23時で表示

ReportTitleDateFormat=@[%H時]

 

<設定例>日報にて1-24時で表示

ReportTitleDateFormat=@[%(H1)時]

 

<設定例>月報を曜日付きで表示

ReportTitleDateFormat=@[%m月%d日(%a)]

 

<設定例>月報を曜日無しで表示

ReportTitleDateFormat=@[%m月%d日]

 

<設定例>年報で月を表示

ReportTitleDateFormat=@[%#m月]

 

ReportReferenceDateFormat

(指定無し)

CSV/ODBC

 

印刷時に使用されるレポートの参照日付の日時書式を指定することができます。

書式の詳細については「日時書式(フリー書式)」を参照してください。

 

 

 

クオリティチェック機能関連

 

hint

サマリアクションのクオリティチェック機能を有効にすると、集計元データが欠損している場合や不信頼値が含まれている場合に、集計データを「*123」などの不信頼値として扱うことができます。クオリティチェック機能の詳細については、「クオリティチェック機能を使用する」を参照してください。

 

パラメータ名

(デフォルト値)

対象

必須

解説

QualityCheckRequiredRecords

(0)

CSV/ODBC

 

集計レコード毎に必要とする元データの件数。例えば、生データを1分周期でロギングしている場合、1時間分のレコード数は60件となる。

 

本パラメータを定義すると、例えば生データから日報集計を行う際に、1時間分の集計対象データの件数が本パラメータで指定した件数と一致しなかった場合を異常とみなし、集計結果のデータに不信頼値フラグ「*」が付与されます。本パラメータを定義しなかった場合、又は本パラメータに0を指定した場合は、集計対象データ件数によるチェックを行いません。

 

本パラメータは、生データを元に集計を行う集計ログセクションのみに指定してください(例、[RAW::DAY])。

 

<設定例>

QualityCheckRequiredRecords=60

 

QualityCheckType

(NONE)

 

CSV/ODBC

 

タグフィールドマスタおよび計算フィールドマスタ(サマリマスタの集計ログセクションで「CalculationType=[SummaryType{n}]」が指定されている場合)におけるクオリティチェックのタイプ。複数の条件を適用したい場合は、カンマで列挙する。例)NULLTOBAD,BADTOBAD

 

設定値

内容

NONE

クオリティチェックを行わない。

NULLTONULL

集計元データにNULL値が存在する場合はNULL値とする。

NULLTOBAD

集計元データにNULL値が存在する場合は不信頼値(*123など)とする。

BADTONULL

集計元データに不信頼値(*123など)が存在する場合はNULL値とする。

BADTOBAD

集計元データに不信頼値(*123など)が存在する場合は不信頼値(*123など)とする。

 

「XxxTONULL,XxxTOBAD」のように複数の条件を指定した場合、両条件とも成立した場合は(NULLレコードが存在し、不信頼値も存在した場合)、XxxTONULLが優先されます。

尚、TermOfValidityが設定されているフィールドはクオリティチェックの対象外となり、NONEと同等の動作となります。

 

<設定例>

QualityCheckType=NULLTOBAD

 

hint

クオリティチェックの判定ロジックは統計方法により異なります。詳細については、「集計のクオリティチェック」を参照してください。

 

QualityCheckTypeFieldMaster

(指定無し)

 

CSV/ODBC

 

タグフィールドマスタおよび計算フィールドマスタ(「CalculationType=[SummaryType{n}]」が指定されている場合)で、フィールド毎に個別にQualityCheckTypeを指定したい場合は、本パラメータにタグフィールドマスタ(および計算フィールドマスタ)の列名を指定する。

 

<設定例>

QualityCheckTypeFieldMaster=[QualityCheckType1]

 

hint

タグフィールドマスタおよび計算フィールドマスタのそれぞれにQualityCheckType列を定義する場合、両者の列名は本パラメータで共通的に指定します。従って、両者は同じ列名である必要があります。

 

ExpressionQualityCheckType

(NONE)

 

CSV/ODBC

 

計算フィールドマスタ(「CalculationType=[Expression]」が指定されている場合)での演算式におけるクオリティーチェックのタイプ。複数の条件を適用したい場合は、カンマで列挙する。

例)NULLTOBAD,BADTOBAD

 

設定値

内容

NONE

クオリティチェックを行わない。

NULLTONULL

演算データにNULL値が存在する場合はNULL値とする。

NULLTOBAD

演算データにNULL値が存在する場合は不信頼値(*123など)とする。

BADTONULL

演算データに不信頼値(*123など)が存在する場合はNULL値とする。

BADTOBAD

演算データに不信頼値(*123など)が存在する場合は不信頼値(*123など)とする。

 

「XxxTONULL,XxxTOBAD」のように複数の条件を指定した場合、両条件とも成立した場合は(NULLレコードが存在し、不信頼値も存在した場合)、XxxTONULLが優先されます。

尚、計算フィールドマスタの[UncertainIsZero]列に「F」を指定した場合は、NULL値が存在した場合の計算結果はNULLとなります。本件の詳細については、「計算フィールドマスタ」の記述を参照してください。

 

<設定例>

ExpressionQualityCheckType=NULLTOBAD

 

ExpressionQualityCheckTypeFieldMaster

(指定なし)

 

CSV/ODBC

 

計算フィールドによる静的演算において、フィールド毎に個別にExpressionQualityCheckTypeを指定したい場合は、計算フィールドマスタの列名を指定する。

 

<設定例>

ExpressionQualityCheckTypeFieldMaster=[ExpressionQualityCheckType1]

 

 

集計ログセクションの設定例

例)CSVファイルへ保存する場合の最小設定

[RAW::AVERAGE]

CsvFileName=DB\AVRAGE\SMR_AVERAGE_.csv

CsvFileUnit=DAY

SummaryType=AVERAGE

SummaryUnit=1MIN

 

例)ODBCデータベースへ保存する場合の最小設定

[RAW::AVERAGE]

ODBCTable=AVERAGETABLE

SummaryType=AVERAGE

SummaryUnit=1MIN

 

例)レポート機能を使用する場合の最小設定

[RAW::DAY]

CsvFileName=DB\DAY\SMR_DAY_.csv

CsvFileUnit=DAY

DecimalNum=[DecimalNum1]

TimeRangeType=TYPE2

SummaryType=[SummaryType1]

SummaryParam=[SummaryParam1]

SummaryUnit=1HOUR

ReportLayoutMaster=layoutmaster.xls

ReportLayoutMasterSheet=DAY

ReportTitleDateFormat=@[%H時]

 

例)計算フィールドを使用する場合の追加項目

[RAW::DAY]

  ・・・

CalculationType=[Expression]

  ・・・

 

[DAY::MONTH]

  ・・・

CalculationType=[SummaryType1]

  ・・・

 

 

[MONTH::YEAR]

  ・・・

CalculationType=[SummaryType1]

  ・・・

 

 

例)クオリティチェック機能を使用する場合の設定例(※RAWデータが1分周期の場合)

[RAW::DAY]

QualityCheckRequiredRecords=60

QualityCheckType=NULLTOBAD

QualityCheckTypeFieldMaster=[QualityCheckType1]

ExpressionQualityCheckType=NULLTOBAD

ExpressionQualityCheckTypeFieldMaster=[ExpressionQualityCheckType1]

 

[DAY::MONTH]

QualityCheckType=NULLTOBAD

QualityCheckTypeFieldMaster=[QualityCheckType1]

ExpressionQualityCheckType=NULLTOBAD

ExpressionQualityCheckTypeFieldMaster=[ExpressionQualityCheckType1]

 

[MONTH::YEAR]

QualityCheckType=NULLTOBAD

QualityCheckTypeFieldMaster=[QualityCheckType1]

ExpressionQualityCheckType=NULLTOBAD

ExpressionQualityCheckTypeFieldMaster=[ExpressionQualityCheckType1]

 

 

 

hint

Ver6以降、ReportTitleDateFormatパラメータに指定可能な書式として、「日時書式(フリー書式)」の指定が可能となりました。このパラメータの定義は上位互換として旧書式についても動作しますが、特別な理由がない限り、日時書式(フリー書式)を指定するようにしてください。

 

ReportTitleDateFormatに指定が可能な旧書式は以下のとおりです。

 

書式

説明

%Y

4 桁で表す西暦 (0100~9999)

%#Y

先頭に0がつかない西暦 (100~9999)

%y

2 桁で表す西暦の下 2 桁 (00~99)

%#y

先頭に0がつかない西暦の下 2 桁 (0~99)

%[YJ]

和暦(昭和60、平成20、令和1など)

%[#YJ]

先頭に元号がつかない和暦(60、20、1など)

%m

2桁で表す月 (01~12)

%#m

先頭に0がつかない月 (1~12)

%d

2桁で表す日 (01~31)

%#d

先頭に0がつかない日 (1~31)

%p、%#p

午前/午後を表す、AM/PM

%I

2桁で表す12時間表記の時間 (01~12)

%#I

先頭に0がつかない12時間表記の時間 (1~12)

%H

2桁で表す24時間表記の時間 (00~23)

%#H

先頭に0がつかない24時間表記の時間 (0~23)

%[H+1]

2桁で表す24時間表記の時間 (01~24)

%[#H+1]

先頭に0がつかない24時間表記の時間 (1~24)

%M

2桁で表す分 (00~59)

%#M

先頭に0がつかない分 (0~59)

%S

2桁で表す秒 (00~59)

%#S

先頭に0がつかない秒 (0~59)

%%、%#%

1つのパーセント記号 (%)

%b、%#b

月の省略名 (Jan, Feb など)

%B、%#B

月の正式名 (January, February など)

%a、%#a

曜日の省略名 (Sun, Mon など)

%A、%#A

曜日の正式名 (Sunday, Monday など)

%w、%#w

1桁で表す、日曜日を 0 とした曜日 (0~6)

%[AJ]

曜日の日本語名(日、月、火など)

%j

3桁で表す年頭からの日数 (001~366)

%#j

先頭に0がつかない年頭からの日数 (1~366)

%U

2桁で表す、日曜日を週の最初の日とした週の通し番号 (00~51)

%#U

先頭に0がつかない、日曜日を週の最初の日とした週の通し番号 (0~51)

%W

2桁で表す、月曜日を週の最初の日とした週の通し番号 (00~51)

%#W

先頭に0がつかない、月曜日を週の最初の日とした週の通し番号 (0~51)

%c

"%m/%d/%y %H:%M:%S"と同じ

%#c

"%A, %B %d, %Y %H:%M:%S"と同じ

%x

"%m/%d/%y"と同じ

%#x

"%A, %B %d, %Y"と同じ

%X、%#X

"%H:%M:%S"と同じ

%z、%#z、

%Z、%#Z

時間帯の名前またはその省略名(時間帯が不明の場合には文字を出力しません)