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デマンド監視の基本動作
ここでは、デマンド監視画面の基本的な動作について紹介します。
以下は、デマンド監視画面の起動直後の状態です。デマンド予測線などの情報は、まだ何も表示されていません。
デマンド監視が開始されると、電力量のカウンタ値(デマンドタグ)から求めたデマンド電力に基づいてデマンドグラフがプロットされます。デマンドタグの値が時間の経過とともに増加していくと、グラフが右肩上がりに徐々に伸びていきます。
起動後しばらくはグラフが伸びていくだけで、デマンド予測線は表示されません。
デマンド設定で設定された「予測開始時間」を経過すると、デマンド予測線が表示されます。標準プロジェクトでは、白の点線で点滅表示されるように設定されています。
ここで、デマンド予測線の延長線上にあるデマンド時限の終点(デマンド予測線と、30分の縦ラインとの交点)の値が、現在のデマンド時限内における予測デマンド電力となります。
標準のデマンド監視では、第一次警報、第二次警報、第三次警報の3段階のデマンド警報が設定されており、画面には斜線でデマンド警報ラインが3本表示されています。これらの設定はデマンド監視の設定画面から自由に変更することができます。デマンド予測線が警報ラインを越えるとデマンド警報が検出されます。デマンド警報の検出状況は、画面右側のグリッドにランプ表示されます。
(正常時)
(警報検出の例)
デマンド時限のリセットタイミング(標準プロジェクトでは、毎時0分、毎時30分)になると、デマンドグラフ、デマンド警報ともに自動的にリセットされ、デマンド時限単位での監視を繰り返します。
尚、デマンド監視機能では、上記のデマンド警報の検出状態を任意のタグに書き出すことができます。これらのタグをアラーム機能で監視したり、別途構築した独自のデマンド連動制御のトリガとして利用することができます。
デマンド監視によるデマンド警報を、アラームサーバと連携させることができます。詳細については「デマンド警報をアラームサーバで監視する」を参照してください。 |
デマンド連動制御の処理例の参考情報については「参考)デマンド連動制御の処理例」に紹介されています。 |