ロガーアクションの利用

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ロガーアクションの利用

ロガーアクションの目的

FA-Panelの標準フレームワークを利用した監視画面システムでロギングを行う場合、ほとんどのケースにおいて「サマリアクション」を利用します。サマリアクションはロギングと集計機能が一体化されたアクションであり、標準フレームワークにもあらかじめ組み込まれています。特に、日報集計を行う場合はサマリアクションを使用する必要があります。

 

一方で、よりロギング機能に特化したシンプルなアクションとして「ロガーアクション」が用意されています。ロガーアクションには日報などの集計機能が含まれておらず、単にロギングだけを行いたい場合など、より簡単にロギング処理を実現することができます。

 

ロガーアクションの利用は必須ではありませんが、監視システムとして構築が必要な機能と目的に応じて、ロギングの選択肢の一つとして覚えておくと良いでしょう。尚、ロガーアクションはサマリアクションと併用することも可能です。

 

 

■ロガーアクションの方が有利な場面

 

1)Panel Serverで生成したログデータを外部システムなどと連携させたいような場合。ログデータに列のタイトルを含めることができるため、外部システムやExcel等でCSVファイルを開くだけでフィールドの意味合いを知ることができます。
 

2)1秒周期よりも高速なロギングが必要な場合。サマリアクションのロギングは最速で1秒周期となっていますが、ロガーアクションはミリ秒単位のロギングに対応しています。

 

 

■ロガーアクションとサマリアクションの簡易比較

 

以下は、両アクションの簡単な比較表です。両者の違いの詳細については「ロガーアクションとサマリアクションの違い」を参照してください。

 

比較項目

ロガーアクション

サマリアクション

ロギング周期

 

ミリ秒単位でのロギングが可能です。

 

最速で1秒周期です。

ログ形式

 

時系列の一般型ログの他、イベントログ形式の生成も可能。

 

時系列の一般型ログのみ対応。

 

集計機能

 

無し。

 

日報などの集計が可能。

 

レポート機能

 

無し。

 

日報画面、日報印字、Excel出力などのレポート機能あり。

 

 

 

ロガーアクションの利用

以下のコンテンツでは、ロガーアクションを利用したロギング機能の構築方法について説明します。

 

コンテンツ

概要

ログデータをCSVに書き出す(ロガーCSV)

 

ロガー(CSV)アクションを使用してCSVファイルにロギングを行う方法について、サンプルをもとに説明します。

 

ログデータをDBに書き出す(ロガーODBC)

 

ロガー(ODBC)アクションを使用してデータベースにロギングを行う方法について、サンプルをもとに説明します。

ロガーアクションのサンプル集

 

左記のコンテンツでは、ロガーアクションを用いた様々ながサンプルが用意されています。