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接続例について
本ドライバの接続設定例については以下を参照してください。
対象機種など |
説明 |
QシリーズとのEthernetによる接続設定例です(Ethernetユニット使用)。
|
|
QシリーズとのEthernetによる接続設定例です(CPU内蔵ポート使用)。
|
|
QnUDVシリーズとのEthernetによる接続設定例です(CPU内蔵ポート使用)。
|
デバイス一覧
対応するデバイスは以下のとおりです(デバイス一覧の見方については、こちらを参照下さい)。
デバイス |
キーワード |
先頭アドレス |
説明 |
単位 |
読み |
書き |
入力リレー |
X |
000000 |
16進数 |
ビット |
○ |
○ |
出力リレー |
Y |
000000 |
16進数 |
ビット |
○ |
○ |
内部リレー |
M |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
特殊リレー |
SM |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
ラッチリレー |
L |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
アナンシェータ |
F |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
エッジリレー |
V |
000000 |
16進数 |
ビット |
○ |
○ |
リンクリレー |
B |
000000 |
16進数 |
ビット |
○ |
○ |
特殊リンクリレー |
SB |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
ステップリレー |
S |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
タイマ接点 |
TS |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
タイマコイル |
TC |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
積算タイマ接点 |
SS |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
積算タイマコイル |
SC |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
カウンタ接点 |
CS |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
カウンタコイル |
CC |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
タイマ現在値 |
TN |
000000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
積算タイマ現在値 |
SN |
000000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
カウンタ現在値 |
CN |
000000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
データレジスタ |
D |
000000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
特殊レジスタ |
SD |
000000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
リンクレジスタ |
W |
000000 |
16進数 |
ワード |
○ |
● |
特殊リンクレジスタ |
SW |
000000 |
16進数 |
ワード |
○ |
● |
インデックスレジスタ |
Z |
000000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
ファイルレジスタ(現ブロック) |
R |
000000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
ファイルレジスタ(連番) |
ZR |
000000 |
16進数 |
ワード |
○ |
● |
ファイルレジスタ(連番) |
ZZR |
0000000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
ZR(ファイルレジスタ)に対し10進表記でアドレス指定を行う場合は「ZZR」を使用してください。 |
アクセス局について
Q/LシリーズCPUへの接続では、ネットワークの形態により3つの接続方法がサポートされています。アクセス局とは、パソコンからは接続局を経由して接続を行う接続局のことです。
アクセス局接続を行う場合は、以下の設定例を参照してください。
アクセス局1 :パソコンと接続しているPLCと通信したい場合
アクセス局1のドライバを選択します。
ユニットと1:1のやりとりを行う場合、アクセス局1を選択してください。経由接続を行わない場合は、通常アクセス局1を選択します。
アクセス局2 :アクセス局1からネットワークを介して接続されているPLCと通信したい場合
アクセス局2のドライバを選択します。
アクセス局2のドライバを追加し、ユニットの通信設定は、アクセス局1への接続設定を行います。
更にフォルダを追加し、フォルダの通信設定でアクセス局2への接続パラメータを設定します。
アクセス局3 :アクセス局2から、さらにネットワークを介して接続されているPLCと通信したい場合
アクセス局2のドライバを追加し、ユニットの通信設定は、アクセス局1への接続設定を行います。
更にフォルダを追加し、フォルダの通信設定でアクセス局2への接続パラメータを設定します。
他局間アクセスはQnUDEのようなEthernetポートが付属したCPUを使用する場合注意が必要です。付属ポートと直結する場合、他局間アクセスが行えません。 そのため、他局間アクセスを行う場合は、必ずEthernetユニットを使用する必要があります。この動作はMCプロトコルの仕様に依存するものとなります。 他局間アクセスに対応する機種及び詳細についは、三菱電機「Q 対応MELSEC コミュニケーションプロトコル」を参照してください。 |
ネットワーク設定のパラメータについて
ユニットの接続テストダイアログおよびフォルダのネットワーク設定ではMCプロトコル上の「ネットワーク番号」「PC番号」「要求先ユニットI/O番号」を指定します。通常はデフォルト設定「00,FF,03FF」のままで通信できます。MELSECNET経由で他局のPLCに接続したいとき、マルチCPU構成の場合、か二重化CPU構成の場合には、以下にしたがって設定をして下さい。
【接続テストダイアログ】 |
【フォルダのプロパティ】 |
1.ネットワーク番号
MELSECNETのネットワーク経由で他局に接続したい場合、ネットワークの番号を指定します。自局CPUに接続する場合(通常の接続の場合)は、00を指定して下さい。
2.PC番号
MELSECNETのネットワーク経由で他局に接続したい場合、子局の番号を指定します。自局CPUに接続する場合(通常の接続の場合)は、FFを指定して下さい。
3.要求先ユニットI/O番号について
通常は03FFを指定してください。
マルチCPUの場合、以下を指定して下さい。
管理CPU:03FF 1号機QCPU:03E0 2号機QCPU:03E1 3号機QCPU:03E2 4号機QCPU:03E3
二重化CPUの場合、03D0(制御系CPU)を指定して下さい。
CPU種別 |
設定値 |
制御系CPU |
03D0 |
待機系CPU |
03D1 |
A系CPU |
03D2 |
B系CPU |
03D3 |
マルチCPU1号機 |
03E0 |
マルチCPU2号機 |
03E1 |
マルチCPU3号機 |
03E2 |
マルチCPU4号機 |
03E3 |
自局CPU/管理CPU/自系CPU 03FF |
03FF |
詳細については、三菱電機「Q対応MELSECコミュニケーションプロトコル」を参照してください。 |
バイナリプロトコルとアスキープロトコル
三菱電機の通信プロトコルには「バイナリコード交信」と「ASCIIコード交信」のどちらかが選択できます。バイナリコード交信の方が、パケット長が短いため、高速に通信が可能です。特に理由が無い場合は、バイナリコード交信を推奨します。
例えばGX-Developerを使用している場合は「ネットワークパラメータ」の「動作設定」ダイアログで設定します
バイナリコード交信で通信する場合、以下のユニット選択時、バイナリプロトコルを選択してください。