Q/Lシリーズ QJ71E71相当

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Q/Lシリーズ QJ71E71相当

接続例について

本ドライバの接続設定例については以下を参照してください。

 

対象機種など

説明

接続例【Qシリーズ Ethernetユニット使用】

QシリーズとのEthernetによる接続設定例です(Ethernetユニット使用)。

 

接続例【Qシリーズ CPU内蔵ポート使用】

QシリーズとのEthernetによる接続設定例です(CPU内蔵ポート使用)。

 

接続例【QnUDVシリーズ CPU内蔵ポート使用】

QnUDVシリーズとのEthernetによる接続設定例です(CPU内蔵ポート使用)。

 

 

 

デバイス一覧

対応するデバイスは以下のとおりです(デバイス一覧の見方については、こちらを参照下さい)。

 

デバイス

キーワード

先頭アドレス

説明

単位

読み

書き

入力リレー

X

000000

16進数

ビット

出力リレー

Y

000000

16進数

ビット

内部リレー

M

000000

10進数

ビット

特殊リレー

SM

000000

10進数

ビット

ラッチリレー

L

000000

10進数

ビット

アナンシェータ

F

000000

10進数

ビット

エッジリレー

V

000000

16進数

ビット

リンクリレー

B

000000

16進数

ビット

特殊リンクリレー

SB

000000

10進数

ビット

ステップリレー

S

000000

10進数

ビット

タイマ接点

TS

000000

10進数

ビット

タイマコイル

TC

000000

10進数

ビット

積算タイマ接点

SS

000000

10進数

ビット

積算タイマコイル

SC

000000

10進数

ビット

カウンタ接点

CS

000000

10進数

ビット

カウンタコイル

CC

000000

10進数

ビット

タイマ現在値

TN

000000

10進数

ワード

積算タイマ現在値

SN

000000

10進数

ワード

カウンタ現在値

CN

000000

10進数

ワード

データレジスタ

D

000000

10進数

ワード

特殊レジスタ

SD

000000

10進数

ワード

リンクレジスタ

W

000000

16進数

ワード

特殊リンクレジスタ

SW

000000

16進数

ワード

インデックスレジスタ

Z

000000

10進数

ワード

ファイルレジスタ(現ブロック)

R

000000

10進数

ワード

ファイルレジスタ(連番)

ZR

000000

16進数

ワード

ファイルレジスタ(連番)

ZZR

0000000

10進数

ワード

 

attention

ZR(ファイルレジスタ)に対し10進表記でアドレス指定を行う場合は「ZZR」を使用してください。

 

アクセス局について

Q/LシリーズCPUへの接続では、ネットワークの形態により3つの接続方法がサポートされています。アクセス局とは、パソコンからは接続局を経由して接続を行う接続局のことです。

 

アクセス局接続を行う場合は、以下の設定例を参照してください。

 


アクセス局1        :パソコンと接続しているPLCと通信したい場合

c_plc_0049

 

アクセス局1のドライバを選択します。

c_plc_0099

 

ユニットと1:1のやりとりを行う場合、アクセス局1を選択してください。経由接続を行わない場合は、通常アクセス局1を選択します。

 


アクセス局2        :アクセス局1からネットワークを介して接続されているPLCと通信したい場合

c_plc_0051

 

アクセス局2のドライバを選択します。

c_plc_0100

 

アクセス局2のドライバを追加し、ユニットの通信設定は、アクセス局1への接続設定を行います。

更にフォルダを追加し、フォルダの通信設定でアクセス局2への接続パラメータを設定します。

c_plc_0053   c_plc_0102

 


アクセス局3        :アクセス局2から、さらにネットワークを介して接続されているPLCと通信したい場合

c_plc_0056

 

c_plc_0101

 

アクセス局2のドライバを追加し、ユニットの通信設定は、アクセス局1への接続設定を行います。

更にフォルダを追加し、フォルダの通信設定でアクセス局2への接続パラメータを設定します。

c_plc_0053   c_plc_0103

 

 

attention

他局間アクセスはQnUDEのようなEthernetポートが付属したCPUを使用する場合注意が必要です。付属ポートと直結する場合、他局間アクセスが行えません。

そのため、他局間アクセスを行う場合は、必ずEthernetユニットを使用する必要があります。この動作はMCプロトコルの仕様に依存するものとなります。

他局間アクセスに対応する機種及び詳細についは、三菱電機「Q 対応MELSEC コミュニケーションプロトコル」を参照してください。

 

 

ネットワーク設定のパラメータについて

ユニットの接続テストダイアログおよびフォルダのネットワーク設定ではMCプロトコル上の「ネットワーク番号」「PC番号」「要求先ユニットI/O番号」を指定します。通常はデフォルト設定「00,FF,03FF」のままで通信できます。MELSECNET経由で他局のPLCに接続したいとき、マルチCPU構成の場合、か二重化CPU構成の場合には、以下にしたがって設定をして下さい。

 

【接続テストダイアログ】

c_plc_0135

【フォルダのプロパティ】c_plc_0134

 

1.ネットワーク番号
MELSECNETのネットワーク経由で他局に接続したい場合、ネットワークの番号を指定します。自局CPUに接続する場合(通常の接続の場合)は、00を指定して下さい。
 

2.PC番号
 MELSECNETのネットワーク経由で他局に接続したい場合、子局の番号を指定します。自局CPUに接続する場合(通常の接続の場合)は、FFを指定して下さい。

 

3.要求先ユニットI/O番号について
通常は03FFを指定してください。
マルチCPUの場合、以下を指定して下さい。
管理CPU:03FF  1号機QCPU:03E0  2号機QCPU:03E1  3号機QCPU:03E2  4号機QCPU:03E3
二重化CPUの場合、03D0(制御系CPU)を指定して下さい。
 

CPU種別

設定値

制御系CPU

03D0

待機系CPU

03D1

A系CPU

03D2

B系CPU

03D3

マルチCPU1号機

03E0

マルチCPU2号機

03E1

マルチCPU3号機

03E2

マルチCPU4号機

03E3

自局CPU/管理CPU/自系CPU 03FF

03FF

 

hint

詳細については、三菱電機「Q対応MELSECコミュニケーションプロトコル」を参照してください。

 

 

バイナリプロトコルとアスキープロトコル

三菱電機の通信プロトコルには「バイナリコード交信」と「ASCIIコード交信」のどちらかが選択できます。バイナリコード交信の方が、パケット長が短いため、高速に通信が可能です。特に理由が無い場合は、バイナリコード交信を推奨します。

 

例えばGX-Developerを使用している場合は「ネットワークパラメータ」の「動作設定」ダイアログで設定します

c_plc_0104

 

バイナリコード交信で通信する場合、以下のユニット選択時、バイナリプロトコルを選択してください。

c_plc_0105