ビデオプレイヤー

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ビデオプレイヤー

ビデオプレイヤー

 

parts_videoplayer_001

ビデオプレイヤーは、ネットワークカメラのストリーミング動画や動画ファイルを再生するための部品です。

 

 

 

 

フォームに貼り付けて設定することで、ネットワークカメラの映像や動画ファイルなどをフォーム上に埋め込んで再生することができます。

 

(表示例)

parts_videoplayer_002

 

 

hint

本部品は、カメラ登録で登録したカメラ情報と連携させることができます。カメラ登録については、監視システム構築ガイドの「カメラ登録」を参照してください。

 

attention

クライアントの実行方法のうち以下のいずれかに該当する場合、本部品を使用するにはシステムファイルのパス参照の問題を解決する必要があります。

 

Panel Browserを組み込みExeとして実行する場合

Panel BrowserをIEに組み込んで実行する場合

Panel BrowserをVBに組み込んで実行する場合

 

詳細については、「重要)クライアント実行時のシステムファイルへのパス参照について」を参照してください。

 

 

 

使用例

本部品の使用例は、監視システム構築ガイドの「ビデオプレイヤー」を参照してください。

 

 

 

 

 

カスタムプロパティ

 

必須設定


登録したカメラ情報を使用する

_IsUseName

カメラ登録の登録情報を使用する場合は、本プロパティを有効にしてください。



カメラ名

_Name

上記の_IsUseNameを有効にする場合、本プロパティにカメラ名を指定します。カメラ登録で登録されたカメラ名を指定してください。カメラ名を指定する場合は、その他の必須設定は入力する必要はありません。



カメラ種別

_FileType

カメラ種別を指定します。カメラ名を使用しない場合(_IsUseNameを有効にしない場合)は本プロパティを個別に指定する必要があります。

CAMERA ・・・ネットワークカメラの場合に指定します。

NECAROKU ・・・ネカ録の場合に指定します。

MOVIE ・・・動画ファイルの場合に指定します。

IMAGE ・・・画像ファイルの場合に指定します。



カメラURL 又は ファイルパス

_File

ネットワークカメラのURLまたはファイルのパス名を指定します。カメラ名を使用しない場合(_IsUseNameを有効にしない場合)は本プロパティを個別に指定する必要があります。カメラ種別が「CAMERA」又は「NECAROKU」の場合は参照先のURLを、「MOVIE」又は「IMAGE」の場合は参照先ファイルのパス名を指定してください。

 

■カメラ種別がネットワークカメラ又はネカ録の場合

 

カメラ種別がネットワークカメラ又はネカ録の場合は、参照先のURLを指定してください。URLの設定では、接続するネットワークカメラ又はネカ録などの種類により、接続対象にログインするためのユーザ名とパスワードを指定する必要がある場合があります。

 

尚、一般的なネットワークカメラでは、ユーザ名とパスワードは以下の書式でURLに含めて指定する仕様となっています。

 

http://ユーザ名:パスワード@IPアドレス/・・・

 

接続するカメラのURLの仕様が上記の書式に準拠している場合は、設定画面のユーザ名、パスワードに以下のように指定することができます。

 

(URLの例)http://user1:Ks4g97dT12@192.168.100.121/nphMotionJpeg?Quality=Standard

 

(設定例)

p_videoplayer_0067

 

又は、設定画面のユーザ名、パスワードを指定せずに、以下のようにカメラURLにそのまま指定してもかまいません。尚、ユーザ名とパスワードのURL書式が上記に準拠していないカメラの場合は、設定画面のユーザ名、パスワードを使用せずに、カメラURLにそのままの書式で指定してください。

 

(URLの例)http://user1:Ks4g97dT12@192.168.100.121/nphMotionJpeg?Quality=Standard

 

(設定例)

p_videoplayer_0068

 

 

■カメラ種別が動画ファイル又は画像ファイルの場合

 

カメラ種別が動画ファイル又は画像ファイルの場合は、参照先のファイル名を指定します。

 

絶対パスで参照する場合は、以下のようにパスを指定します。

 

例)c:\movie\MOV_0680.mp4

 

p_videoplayer_0069

 

相対パスで参照する場合は、以下のようにパスを指定します。この場合、クライアントのカレントフォルダ(クライアント設定ファイル(client.xmlなど)が格納されているフォルダ)を起点とした相対パスで参照されます。

 

例)movie\MOV_0680.mp4

 

p_videoplayer_0070

 

以下のように指定すると、システムのリソースフォルダに取り込んだファイルを共通的に参照することができます。

 

server:\\server_data_cnf\resource\MOV_0680.mp4

 

p_videoplayer_0071

 

尚、「server:\\server_data_cnf」とは、サーバ側に設定されている公開フォルダを指す書式で、上記では公開フォルダの下にある「resource」フォルダが、参照先のフォルダとなります。上記の例では、公開フォルダ「server_data_cnf」が使用されます。

 



ユーザ名

_UserName

ネットワークカメラにログインするユーザ名を指定します。カメラの仕様によりURLのパラメータにユーザ名が含まれる場合は本パラメータは指定する必要はありません。

 



パスワード

_Password

同上。上記のパスワードを指定します。



再生方法

_LibType

カメラ種別が「MOVIE」の場合の、動画の再生方法を指定します。カメラ名を使用しない場合(_IsUseNameを有効にしない場合)は本プロパティを個別に指定する必要があります。カメラ種別が「MOVIE」以外の場合は、自動的にOPENCV固定となります。

OPENCV ・・・OpenCVを使用する場合に選択します(音声なし)。

DIRECTSHOW ・・・DirectShowを使用する場合に指定します(音声あり)。

操作


開始時アクション

_StartAction

開始時の動作として、AUTO、LIVE、PLAY、PAUSE、STOPのいずれかを指定します(デフォルト:AUTO)。カメラ種別(_FileType)により、以下の動作となります。

 

カメラ種別

動作

CAMERA

AUTO ・・「ライブ」で表示。

LIVE ・・「ライブ」で表示。

PLAY ・・「ライブ」で表示。

PAUSE ・・「ライブ」で一時停止。

STOP ・・「ライブ」で停止。

NEKAROKU

AUTO ・・_StartTimeが指定されていたら「録画再生」、指定されていなければ「ライブ」で表示。

LIVE ・・「ライブ」で表示。

PLAY ・・「録画再生」で再生 (*1)。

PAUSE ・・「録画再生」で一時停止 (*1)。

STOP ・・「録画再生」で停止 (*1)。

MOVIE

AUTO ・・動画再生。

LIVE ・・動画再生。

PLAY ・・動画再生。

PAUSE ・・一時停止。

STOP ・・停止。

IMAGE

AUTO ・・画像表示。

LIVE ・・画像表示。

PLAY ・・画像表示。

PAUSE ・・画像表示。

STOP ・・画像表示。

 

(*1) PLAY / PAUSE / STOP時、_StartTime / _TimeSpanが指定されていなければ、_StartTimeには現在時刻の5分前が自動的に設定され、TimeSpanが5分となります。

また、_TimeSpanのみ指定されていた場合は、_StartTimeは現在時刻から_TimeSpanをマイナスした時刻が自動的に設定されます。又、_StartTimeのみ指定されていた場合は_TimeSpanは5分となります。

 



再生ボタン中央表示

_ShowCenterButton

有効にすると、VideoPlayerコントロールの中央に再生ボタンを表示します(デフォルト:False)。

ビュー


タイトルバー表示

TitleBar

ビデオプレイヤー部品の表示枠のタイトルバーの表示設定です(デフォルト:TOP)。

NONE ・・表示なし。

TOP ・・上部に表示。

BOTTOM ・・下部に表示。



ビュータイトル

Title

上記のタイトルバーに表示するタイトル文字列を指定します。



最大化ボタンを表示する

ShowMaxButton

上記のタイトルバーに最大化ボタンの表示/非表示の設定です。



移動を許可する

AllowMove

有効にすると、ランタイム中の表示枠の移動が可能となります。表示枠を移動させるには、タイトルバーをマウスでドラッグします。



サイズ変更を許可する

AllowResize

有効にすると、ランタイム中の表示枠のサイズ変更が可能となります。サイズを変更するには、表示枠をマウスでドラッグします。

動画上タイトル


タイトル表示

_ShowTitle

動画上のタイトルの表示設定です(デフォルト:NONE)。

NONE ・・表示なし。

LEFTTOP ・・左上に表示(初期表示時およびマウスホバー時のみ表示)。

RIGHTTOP ・・右上に表示(初期表示時およびマウスホバー時のみ表示)。

LEFTTOP2 ・・左上に常時表示。

RIGHTTOP2 ・・右上に常時表示。



タイトル

_Title

動画上のタイトル表示文字列を指定します。



サブタイトル

_SubTitle

サブタイトルの文字列を指定します。サブタイトルはタイトル文字列の末尾に括弧で囲んで表示されます。



タイトルフォントを指定する

_IsUseTitleFont

動画上のタイトルのフォントを指定する場合に有効にします。



タイトルフォント

_TitleFont

動画上のタイトルのフォントを選択します。

動画コントローラ


コントローラ表示

_ShowController

動画コントローラーの表示設定です。動画コントローラーは動画表示エリアの下部に表示されます(デフォルト:OVERLAP)。

・NONE ・・表示しない。

・SHOW ・・表示する。

・OVERLAP ・・オーバーラップ表示(マウスホバー時に表示)



再生位置テキスト

_ShowPositionText

動画コントローラーに現在の再生位置(再生中の時刻など)の情報を表示するか否かを設定します(デフォルト:True(表示する))。再生位置テキストは、録画再生又は動画ファイル再生の時のみ表示されます。



ボリューム操作

_ShowVolume

動画コントローラーにボリューム操作のアイコンを表示するか否かを設定します(デフォルト:True(表示する))。ボリューム操作アイコンは、_LibTypeがDIRECTSHOWかつ、動画ファイル再生の時のみ表示されます。



設定ボタン

_ShowSetting

動画コントローラーに設定アイコンを表示するか否かを設定します(デフォルト:True(表示する))。



位置バー

_ShowPositionBar

動画コントローラーの上部に位置バー(再生バー)を表示するか否かを設定します(デフォルト:True(表示する))。



再生

_ShowPlay

動画コントローラーに再生アイコンを表示するか否かを設定します(デフォルト:True(表示する))。



キャプチャ

_ShowCapture

動画コントローラーにキャプチャアイコンを表示するか否かを設定します(デフォルト:True(表示する))。



コマ戻し

_ShowStepBackward

動画コントローラーにコマ戻しアイコンを表示するか否かを設定します(デフォルト:True(表示する))。



コマ送り

_ShowStepForward

動画コントローラーにコマ送りアイコンを表示するか否かを設定します(デフォルト:True(表示する))。



録画

_ShowRecording

動画コントローラーに録画アイコンを表示するか否かを設定します(デフォルト:False(表示しない))。録画アイコンは、_LibTypeがOPENCVの時のみ表示されます。尚、本録画機能はビデオレコーダー機能の録画とは別の機能であり、ビデオプレイヤー部品に現在表示中のカメラ映像を個別に録画することができる機能です。



ダウンロード

_ShowDownload

動画コントローラーにダウンロードアイコンを表示するか否かを設定します(デフォルト:False(表示しない))。ダウンロードアイコンは、_LibTypeがOPENCVの時かつ、録画再生の時のみ表示することができます。



録画メニュー

_ShowRecordingMenu

設定アイコンで表示されるメニューに、録画機能のメニューアイテムを表示するか否かを設定します(デフォルト:True(表示する))。本メニューアイテムは、_LibTypeがOPENCVの時のみ表示されます。



ダウンロードメニュー

_ShowDownloadMenu

設定アイコンで表示されるメニューに、ダウンロード機能のメニューアイテムを表示するか否かを設定します(デフォルト:True(表示する))。本メニューアイテムは、_LibTypeがOPENCVの時かつ、録画再生の時に表示されます。

動画ファイル


初期ボリューム

_Volume

動画再生のボリューム設定の初期値を指定します(デフォルト:1)。0.0から1.0の範囲で指定します。本プロパティは_LibTypeがDIRECTSHOWの時のみ有効です。



初期再生位置

_Position

動画の初期再生位置(秒)を数値で指定します(デフォルト:0)。先頭からの秒数で指定します。本プロパティは録画再生の時のみ有効です。



再生速度

_Rate

動画の初期再生速度を、「0.5」「1」「2」「3」から選択します(デフォルト:1)。値を直接入力することもできます。本プロパティは録画再生の時のみ有効です。

録画再生

共通設定

x秒前から再生する

_StartTime

録画再生で、本プロパティで指定した秒数前から再生します。



表示期間

_TimeSpan

録画再生で、再生する録画の表示期間を秒数で指定します。


ネカ録

フレームレート

_NecarokuFps

ネカ録に接続されているカメラのストリーミング再生のフレームレートを指定します。0から30までの数値で、少数2桁まで指定可能です(デフォルト:1)。



再生速度

_NecarokuSpeed

ネカ録の録画再生の再生速度を、「1」「2」「5」から選択します(デフォルト:1)。



フレーム間引き

_NecarokuInterval

ネカ録の録画再生時のフレームの間引き設定を、1から30までの数値で指定します(デフォルト:1)。本プロパティで指定したフレーム枚数毎に間引かれて再生が行われます。



ダウンロード最大期間

_NecarokuMaxDownloadSpan

ネカ録の録画をダウンロードする際の最大期間を、1以上の数値で分単位で指定します(デフォルト:10)。

その他


デバッグモード

_DebugMode

ビデオプレイヤー部品をデバッグモードで実行します。



録画最大期間

_MaxRecordingSpan

録画の最大期間を1以上の数値で分単位で指定します(デフォルト:10)。

この設定では、動画コントローラの録画アイコンによる録画機能の最大の録画時間を指定します。