稼働監視の設定登録

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稼働監視の設定登録

概要

タグを登録したら、稼働監視の設定画面から各種設定を行います。この作業は、稼働監視アプリケーションの実行中に設定画面から行う必要があります。

 

ここでは、以下の設定操作について説明します。以下の操作は、Panel Server、Panel Browserともにオンライン実行されている状態で行って下さい。

 

設備登録

稼働状態の収集設定

稼働状況モニタ設定

動作確認

 

尚、各画面の操作方法の詳細については、「稼働監視の設定登録」を参照してください。

 

 

設備登録

稼働監視の設定登録画面を表示し、左メニューから「設備登録」を選択します。

 

p_machinestatusmonitor_0176

 

初期状態では、まだ何もグループが登録されていません。そこで、まずはグループを1つ追加してください。

グループ名は自由に付与してかまいません。ここでは例として「グループ1」としておきます。

 

p_machinestatusmonitor_0177

 

グループを追加したら、設備を登録してください。登録する設備の内容は、事前に検討した稼働監視の設計どおり、以下の5つの設備を登録します。

入力が終わったら、「適用」ボタンをクリックしてください。

 

p_machinestatusmonitor_0178

 

(設備ID)

(タイトル)

(サブタイトル)

1

機械設備01

部品P01

2

機械設備02

部品P02

3

機械設備03

部品P03

4

機械設備04

部品P04

5

機械設備05

部品P05

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

尚、以降の作業では、入力が終わる都度、「適用」または「保存」ボタンをクリックしてください。続けて設定作業を行う場合は、「適用」をクリックすることで設定画面の表示が維持されます。

 

 

稼働状態の収集設定

続いて、設定登録画面の左メニューから「稼働状態の収集設定」を選択します。

 

p_machinestatusmonitor_0179

 

この画面から、稼働状態の登録とタグの割り当てを行います。

まずは、機械設備01に対して設定を行います。対象設備として「機械設備01」が選択されている状態にしてください。

 

p_machinestatusmonitor_0180

 

機械設備01に対して、以下の内容を登録してください。尚、表示色などは自由に変更することができます。

 

優先度

集計分類

表示名

タグ/条件式

グラフ色

詳細設定(例)

5

稼働

運転中

U01.F01.X0000

(変更無し)

p_machinestatusmonitor_0205

 

 

 

 

左ランプ:

3段目に緑点灯にて表示。

 

メッセージ表示:

表示しない。

 

 

 

4

稼働停止

停止中

U01.F01.X0001

(変更無し)

p_machinestatusmonitor_0206

 

 

 

 

左ランプ:

1段目に赤点灯にて表示。

 

メッセージ表示:

表示しない。

 

 

 

3

異常

故障

U01.F01.X0002

(変更無し)

p_machinestatusmonitor_0207

 

 

 

 

左ランプ:

1段目に赤点滅にて表示。

 

メッセージ表示:

表示を有効に設定(赤点滅、文字色:白)

 

 

 

2

異常

呼出し

U01.F01.X0003

(変更無し)

p_machinestatusmonitor_0209

 

 

 

 

左ランプ:

2段目に黄色点滅にて表示。

 

メッセージ表示:

表示を有効に設定(黄色点滅、文字色:黒)

 

 

 

1

異常

処置中

U01.F01.X0004

(変更無し)

p_machinestatusmonitor_0208

 

 

 

 

左ランプ:

2段目に黄色点灯にて表示。

 

メッセージ表示:

表示を有効に設定(黄色点灯、文字色:黒)

 

 

 

 

(機械設備01の設定例)

p_machinestatusmonitor_0210

 

 

機械設備01の設定に続いて、他の設備(機械設備02、03、04、05)についても同様に設定を行ってください。

 

 

稼働状況モニタ設定

続いて、設定登録画面の左メニューから「稼働状況モニタ設定」を選択します。

 

p_machinestatusmonitor_0183

 

 

■レイアウトの設定

 

まず、レイアウトタブから、全体行数、列数の設定を行います。

この設定はグループ単位で行います。

 

p_machinestatusmonitor_0184

 

 

 

今回の例では、デフォルトのままとしておきます。

 

全体行数:3

全体列数:3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

行数と列数を決定したら、レイアウトの表示枠に設備を配置します。ここでは例として、左上の設備から順番に全ての設備を配置します。

 

p_machinestatusmonitor_0296

 

尚、設備を一括で配置する際には、設備選択ダイアログで「全選択」ボタンをクリックすることで、全てのチェックを一括で選択状態にすることができます。

 

p_machinestatusmonitor_0295

 

 

 

 

 

■デザインの設定

 

引き続き、表示データタブから、データ表示位置と表示項目の割り付けを行います。

本設定は設備単位で行う必要があります。まずは「機械設備01」に対して設定を行ってください(※他の設備については、後ほど、属性コピー機能で簡単に展開することができます)。

 

p_machinestatusmonitor_0212

 

 

フォントのサイズなどの設定は自由に変更することができます。

今回の例では、デフォルトのままとしておきます。

 

左ランプ:デフォルトのまま

ランプの個数:3

 

データ表示レイアウト:デフォルトのまま

表示行数:3

表示列数:2

表示方法:全面

 

メッセージ表示:デフォルトのまま

表示方法:全面

 

 

 

 

 

 

■表示データの設定

 

引き続き、表示データタブから、データ表示位置と表示項目の割り付けを行います。

本設定は設備単位で行う必要があります。まずは「機械設備01」に対して設定を行ってください(※他の設備については、後ほど、属性コピー機能で簡単に展開することができます)。

 

p_machinestatusmonitor_0213

 

 

 

1行1列目:

「稼働時間」を選択

「稼働:」と入力

ラベルのフォントサイズを10に変更

 

2行1列目:

「停止時間」を選択

「停止:」と入力

ラベルのフォントサイズを10に変更

 

3行1列目:

「異常時間」を選択

「異常:」と入力

ラベルのフォントサイズを10に変更

1行2列目:

「稼働率」を選択

「稼働率:」と入力

ラベルのフォントサイズを10に変更

 

2行2列目:

「ON回数3」を選択

「故障:」と入力

ラベルのフォントサイズを10に変更

 

3行2列目:

「ON回数4」を選択

「呼出:」と入力

ラベルのフォントサイズを10に変更

 

フォントのサイズや表示位置などの設定は詳細設定から自由に変更することができます。

ラベルの表示文字に長い文字を指定して見切れる場合などは、表示位置やサイズを微調整してください。

 

 

尚、上記で設定した「ON回数3」「ON回数4」などの末尾の数は、稼働状態の状態IDの順番に以下のように割り当てられます。

登録した各条件の個別のON時間、ON回数を表示したい場合に使用します。

 

p_machinestatusmonitor_0214

 

 

■設定のコピー

 

機械設備01に対して行った設定を、他の設備にコピーします。

レイアウトタブを開き、機械設備01が選択された状態にして、画面上部にある「属性コピー」ボタンをクリックしてください。

 

p_machinestatusmonitor_0200

 

貼り付ける先の設備(ここでは「機械設備02」)を選択状態にして、画面上部にある「属性貼り付け」ボタンをクリックしてください。この操作により、先ほどコピーした設備の表示属性を貼り付けることができます。

 

p_machinestatusmonitor_0201

 

同様の手順で、機械設備03、04、05についても設定を張り付けてください。

 

尚、コピーボタンは最後にコピーした状態が保持されています。コピー元を変更する必要がない場合は、繰り返し次の設備を選択して貼り付けボタンをクリックするだけでOKです。

 

 

動作確認

稼働状況モニタ画面を表示すると、以下のように表示されます。

 

p_machinestatusmonitor_0220

 

設定画面から登録した5つの設備が表示されています。

 

尚、現状は全ての稼働状態のタグがOFFの状態のため、左記のようにグレーで表示されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

機械設備01の運転中タグ(U01.F01.X0000)をONにしてみます。

 

p_machinestatusmonitor_0221

 

すると、画面表示が左記のようになりました。

 

左ランプ:3段目に緑点灯

表示枠:デフォルトの背景色(薄いグリーン)

メッセージ表示なし

 

 

この設定例では平常時はメッセージ表示は行わず、稼働状況のデータ表示を行います。

 

 

 

 

 

続いて、機械設備01の停止中タグ(U01.F01.X0001)をONにし、運転中タグ(U01.F01.X0000)をOFFにします。

 

p_machinestatusmonitor_0222

 

すると、機械設備01の表示が左記のようになりました。

 

左ランプ:1段目に赤点灯

表示枠:デフォルトの背景色(薄い黄色)

メッセージ表示なし

 

 

 

 

 

続いて、機械設備01の故障タグ(U01.F01.X0002)をONにします。

 

p_machinestatusmonitor_0223

 

すると、機械設備01の表示が左記のようになりました。

 

左ランプ:1段目に赤点滅

表示枠:デフォルトの背景色(薄い赤)

メッセージ:「故障」

 

 

設備に故障が発生すると、左ランプの点滅とともに、中央にメッセージを点滅表示して知らせます。

 

 

 

 

続いて、機械設備01の呼出しタグ(U01.F01.X0003)をONにします。

 

p_machinestatusmonitor_0224

 

すると、機械設備01の表示が左記のようになりました。

 

左ランプ:2段目に黄点滅

表示枠:デフォルトの背景色(薄い赤)

メッセージ:「呼出し」

 

 

機側の呼び出しボタンが押されると、左ランプの点滅とともに、中央にメッセージを点滅表示して知らせます。これにより、管理者は画面を通して呼出し要求を知ることができます。

 

 

 

 

続いて、機械設備01の処置中タグ(U01.F01.X0004)をONにします。

 

p_machinestatusmonitor_0225

 

すると、機械設備01の表示が左記のようになりました。

 

左ランプ:2段目に黄点灯

表示枠:デフォルトの背景色(薄い赤)

メッセージ:「処置中」

 

 

機側の処置中ボタンが押されると、左ランプの点滅が点灯に切り替わり、中央のメッセージも点灯表示となります。これにより、現場側で復旧のための対応が行われている状態を知ることができます。

 

 

 

 

一通り確認が終わったら、機械設備01の運転中タグ(U01.F01.X0000)をONにし、その他のタグをOFFにします(U01.F01.X0001、U01.F01.X0002、U01.F01.X0003、U01.F01.X0004)。

 

p_machinestatusmonitor_0226

 

すると、機械設備01の表示が平常時の状態に戻りました。

 

左ランプ:1段目に緑点灯

メッセージ表示なし

 

尚、これまでの信号の変化により、稼働、停止、異常の各時間、稼働率に値が表示されています。

また、故障、呼出しの発生回数もカウントされています。

 

(機械設備01の表示例)

p_machinestatusmonitor_0227

 

上記の要領で、各種タグの値をON/OFFして、色々と動作を確認してみてください。

 

 

以下は、タイムライン画面の表示例です。

 

p_machinestatusmonitor_0215

 

機械設備01の稼働時間、停止時間、異常時間に値が反映されている事がわかります。

 

 

 

詳細表示、ステータスバラしを有効にすると、以下のように表示されます。

 

p_machinestatusmonitor_0216

 

この例では、集計分類「異常」の内訳として、「故障」「呼出し」「処置中」が詳細に表示されている事がわかります。

 

尚、時間間隔の短い期間の稼働状態については、時間の表示を拡大する事で以下のように表示することもできます。

 

(拡大表示の例)

p_machinestatusmonitor_0217

 

 

以下は、稼働実績画面の表示例です。

 

p_machinestatusmonitor_0218

 

機械設備01の稼働時間、停止時間、異常時間、稼働率などに値が反映されている事がわかります。

 

 

 

 

 

以下は、稼働分析画面の表示例です。

 

p_machinestatusmonitor_0219

 

機械設備01の稼働時間、異常時間、停止時間、稼働率などに値が反映されている事がわかります。

 

画面中央には、各稼働状態の詳細が一覧表示されています。各状況の時間、比率、発生回数を知ることができます。また、円グラフには、各集計分類の比率が表示されています。

 

尚、生産目標、生産実績、進捗率、タクトタイムなどの情報は、生産実績を取り込むように設定していないため、ゼロのまま変化しません。